これからの公共施設をどう管理するのか
2017年11月17日
一昨日は市議会にて議員研修会が開催されました。
日本政策投資銀行から公共施設管理の専門家を招き、調査報告を受けながら、今後老朽化が進む公共施設の管理について、先進事例や方法論を学びました。
確かに、築年数が経ち老朽化している公共施設をどのように修繕し、長寿命化し管理していくのかは真剣に向き合わなければならない課題です。とくに耐震強度などの安全面については人命にも関わる事態です。
また、トンネル、道路、上下水道のような社会インフラも同時期に寿命を迎えるものが重なります。万一の事態には社会・経済に甚大な影響を与えますので、予防の対応が必要です。
優先順位を付けて行う道筋を急ぎ作らねばと考えます。
その一方で専門家・学者の立場から述べていた、ある程度画一的に公共施設を取り壊しても良いのではという意見は現実的でなく疑問を感じます。
公共施設を集約・高機能化するのは今後の有効な選択肢だと思いますが、丁寧な住民合意は守らなければならないプロセスであると感じます。
そこに政治家と学者の感覚の違いを感じました。