図書館の指定管理を視察
2017年1月31日
今日は所属する市民文教委員会の行政視察で神奈川県海老名市の図書館に行って参りました。
特徴は、公立の図書館を民間会社が運営し、図書館にカフェ、書店が併設されており、利便性や快適性に様々な工夫が凝らされている点です。既存の公立公営の図書館のイメージを越えた企画を展開していました。
昭和60年にオープンした図書館を修繕工事する際に全面リニューアルし、それまで一日平均約1000人ほどであった来場者が、一日平均約2,500名まで増加したそうです。
365日開館しており、年末年始も多くの来場者があるそうです。
特に参考になった点は
◯カフェを併設(住民アンケートではカフェ設置希望が最上位)
◯書店を併設(購入しなくても館内で自由に読める)
◯旧来のわかりにくい蔵書配列から書店の図書の配列に(ライフスタイル分類)
◯子ども専用フロアを設け、子ども連れでも気軽に来館できる図書館に
◯既存の直営事業よりも民間の企画力の方がノウハウあり人気
などの点です。
滞在型の図書館として快適で、以前は図書館を利用していなかったような世代も利用するようになったとのことでした。
私も以前から、図書館は「知のコミュニティスペース」として活用していくべきと考えていましたが、今日、海老名市で見たのはまるで「知のテーマパーク」でした。
所沢図書館本館は昭和55年に開館しました。今後の図書館の活用や役割について検討することになる際、大いに参考になる事例を見学できました。
石原たかし