認知症サポーター養成講座に行ってきました!
2015年3月2日
先日、ご近所で開かれていた「認知症サポーター」養成講座に参加してきました。
認知症サポーターとは、平成17年から始まった比較的新しい取り組みです。
認知症を理解し、認知症の人や家族を温かく見守り支援することが目的としてスタートしました。
2012年の時点で、65歳以上の1割の方が認知症、85歳以上の3人に1人が認知症。
全国では、462万人が認知症と診断されました。
また、認知症の前段階である軽度認知障害と診断された方は400万人おられます。
こうした環境をみると、誰にでも関わりのあるテーマだと感じざるを得ません。
最近、防災無線での「迷い人のお知らせ」が増えている気がいたします。
たとえ、認知症を発症してしまっても、安心して暮らせる街とは何でしょうか・・・。
しばしば、「認知症の方は本人に自覚がない」と思われがちですが、それは大きな誤りで、患者さんは症状を自覚していると教わりました。
誰よりも苦しい・悲しいのは患者さん本人です。
周囲の人々の理解と、ちょっとした手助けがあれば、認知症の方は日常生活が送れます。
まずは、認知症への理解を広げ、心のバリアフリーをひろげていくことが肝心です。
この「認知症サポーター」養成講座はけして難しい内容ではありません。2時間ちょっとで受講できます。多くの人に受講してみていただきたいと願います。
企業の研修や、中学、高校の学習の一環としても取り入れていただけるよう、働きかけてみたいと思います。
石原たかし